ベイカーkonのハートに火を灯す日記

”今”を切り取り、思いの丈を書いてます

こんにちは。

ここ2、3日、日本海側は大雪で1メートルぐらい積雪もあるところも。

大きな災害にならないことを、祈るばかり。

 

多少の雪なら、風情があるかもしれませんが、大雪はちょっと・・・

 

暖かな千葉でも、2014年の2月に積雪30センチぐらいの雪が降りました。

その日は確か夕方ごろから一晩中降り、翌朝は完全に銀世界。

 

仕事でしたので、いつもより2時間はやく家を出発。

当時は、車で1時間かかるパン屋のお店まで通勤しておりました。

 

通行止めも予想されていたので、なるべく大通りを通るルートを選びましたが、だんだん様子が変わっていきました。

もちろん、スタッドレスタイヤに交換してありました。

車は、軽自動車です。

茂原から千葉方面へ北上したいのですが、行けども行けども通行止め。

おまけに、中央分離帯も雪で隠れている場所もあり、気が付いたらなんと反対車線を逆走していました。

対向車の車がきて怒られ、ようやくきがつきました。

早朝4時ごろ真っ暗だったので、車が少なかったせいもありますが、今でもぞっとします。

 

この後がたいへんでした。

コンビニがあったので、Uターンしようと駐車場に入りました。

しかし、駐車場には1台も車が入った跡がなく、轍がありません。

なんとかなるかと思いきや、入ったら新雪でタイヤが空回りしてしまいました。

助けを呼ぼうにも、誰もいません。

広い駐車場なので、店員さんを呼びに行くのも大変です。

身動きが取れなくなりました。

 

意を決して、自分で後ろから押すことにしました。

始めはビクともしません。

揺らしていくと、少し動きそうです。

でも、寒さと恐怖で足が震え、あごもガチガチ震えました。

あんな恐怖、そうそうありません。死ぬかと思ったぐらいです。

必死に全力で押し続け、ようやく抜け出せました。

 

でも、そうとう時間がかかってしまいました。

道も、通行止めばかり。遠回りしてでもたどり着くしかない。

対向車が来るということは、通れることだと信じ、ひたすら進みました。

軽と心中するぐらいの覚悟でした。

おおげさですが、死を意識しました。

雪道をなめてました。

 

ようやく、近くまでついたのが、6時半ごろ。

結局、4時間かかり、たどり着きました。

反対車線を逆走していたのだから、死んでいてもおかしくない。

神様は見捨てなかった、生かされた命、無駄にするまいと、思いました。

 

あれから3年。のど元過ぎるとなんとやらで、すっかり忘れてしまっていましたが、このところの大雪で、思い出させていただきました。

どちらさまも、大雪にくれぐれもご注意を。

 

 

40数年生きてきて、いのちって儚いと思うことがあります。

明日は、来るとは限りません。

だったら、やりたいコトをがまんしたりしないでやってみましょう。

 

f:id:concyan10:20210331200015p:plain